住宅ローンの返済期間はなぜ35年なの？？

今日はマイホームを建てるときに、ほとんどの方が組まれる『住宅ローンの返済期間』についてお話します。

皆さんは、住宅ローンと聞いてどれくらいの返済期間を想像されますか？
おそらく多くの方が『返済期間35年』と聞いたことがあると思います。

「そんなに長いと金利が無駄にならない？」
「もっと早く返済を終わらせたい！」

そう感じる方もいるかもしれません。
けれど、35年という返済期間がよく選ばれるのには理由があるんです！

理由①　返済期間が短いと、月々の負担が重くなる
返済期間を短くすると月々の返済額が上がってしまいます。

例えば、「借入額2,500万円、金利1％、元利均等」の場合、
返済期間35年→月々70,571円
返済期間25年→月々94,218円
というように、25年返済だと約23,000円も月々の返済額が上がってしまいます！

理由②　返済期間を延長するのは難しい
住宅ローンは、返済期間を短くすることは簡単でも、長くすることは難しいのです。

金融機関の立場を考えると、約束の期間内に返してもらえないということは避けたいはず。
もちろん事故や病気などで返済が難しくなった場合に延長してくれることはあります。
しかし、そのためには、規定されている条件に該当する必要があったり、書類の提出、審査、別途費用など、何かと面倒な手順が多いんです。
逆に、返済期間を短くするということは簡単です。
まとまったお金が貯まったら、繰り上げ返済の手続きをするだけ。金融機関としても早く返してもらえることはうれしいことなので、延長に比べてはるかに手続きが簡単です。

理由③　繰り上げ返済ができる
ある程度のお金が貯まった際に、毎月の返済とは別に借入額の一部を返済することを"繰り上げ返済"といいます。

例えば、「借入額2,500万円、返済期間35年、金利1％4、元利均等」の方が、借り入れから10年後に100万円の繰り上げ返済を行った場合、以下のように月々の返済額を抑えることができたり、1年6ヵ月も返済期間を短くすることができるようになるんです。

＜毎月の返済額を軽減＞
繰り上げ返済なし　毎月70,571円
繰り上げ返済あり　毎月66,802円
　　　　　　　　　－3,769円軽減！
＜返済期間を短縮＞
繰り上げ返済なし　35年
繰り上げ返済あり　33年6ヵ月
　　　　　　　　1年6ヵ月短縮！

このような理由から、35年返済が多く選ばれているのです。

ポイントは「長く借りて、短く返す」ということ。

35年ローンだと、無理なく月々返済し、余裕ができたら繰り上げ返済によって返済期間を短くしたり返済額を減らすことができます！

まずは資金計画をして、無理なく返済できるローンを組むことが大切ですね。

SANSHU＿HOME＿STYLEではお客様の資金計画のご相談も受け付けております。
ぜひお気軽にご相談くださいませ！

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